My study

Monday, February 20, 2006

セメント質と歯根膜

セメント質

中間セメント質

歯根象牙細管を封鎖し、ヘルトウィヒ上皮鞘の内側上皮細胞(内エナメル上皮)によって形成される高石灰化の硬組織。

シャーピー線維(貫通線維)

表層のセメント質には歯根膜線維の付着に機能する未石灰化線維束。主線維のセメント質に埋まっている部分。

歯根膜

主線維

規則的間隔で配列している膠原線維束で歯を歯槽骨につないでいる。

脈間神経隙

各線維束間の間隙で神経線維、血管網が分布する。

マラッセの上皮遺残

歯根表面に沿って観察されるヘルトウィヒ上皮鞘の遺残物4-6個の上皮細胞の塊。

機能:

支持(supportive

知覚(sensory)

栄養(nutritive)

維持(maintenance)

歯髄

機能:

1. 歯に生物活性を与える

2. 誘導作用...発生期に上皮と相互作用

3. 形成的(formative)象牙質を形成

4. 防御的(protective)硬化象牙質の形成

5. 栄養供給(nutritive) 

6. 修復機能(reparative) 修復象牙質

象牙形成帯

1. 象牙芽細胞層

2. 細胞希薄層(ラシュコフ神経叢)

3. 細胞(ちゅう)密層

歯根歯髄では最後の二つを区別できない。

象牙質

分類:

1. 原生象牙質(外套象牙質と髄周象牙質)

2. 第二象牙質

3. 第三象牙質あるいは修復象牙質

外套象牙質

エナメル・象牙境から球間象牙質まで、太いコラーゲン線維を有する、石灰化度が比較的低い

髄周象牙質

外套象牙質の直下に存在する

球間象牙質

石灰化球の間に球間区がある。

原生象牙質

歯が萌出し、咬合平面に達するまで続く。

第二象牙質

歯が機能を営むようになるとその後に緩徐に形成される。

第三象牙質

歯髄刺激の結果、象牙芽細胞が活性を持つ部位でのみ形成される。

象牙前質

象牙質と歯髄の境界部にある未石灰化の新象牙質其質の層で毎日1.04.0μm形成される。

管内象牙質または管周象牙質

象牙細管を直接取り囲む象牙質其質で高石灰化の部分である。

硬化象牙質あるいは透明象牙質

細管が石灰化し完全に閉鎖された象牙質。

管間象牙質

エブネルの象牙層板、エブネルの成長線

大体5日ごとに現れる低石灰化帯の成長線で新産線もあり。

オウエンの外形線

エナメル質のレッチウス条と同じ時期に形成された象牙質の成長線で本来は石灰化の悪い成長線である。エナメル・象牙境を越えてレッチウス条と合う。

顆粒層

歯根部のセメント質の直下の象牙質の一層で象牙細管が癒合あるいはループ形成によって生じる。形成時に象牙芽細胞が配列不規則であったが配列を変えたため生じるもの。

死帯

象牙芽細胞突起が消失したあるいは死滅した部位。

エナメル質

エナメル小柱

エナメル・象牙境を発し、エナメル質の害表面にまで伸びる鍵穴型した構造単位で、4個のエナメル芽細胞によって形成される。

小柱鞘

小柱表面でコアよりわずかに多くの有機性物質を含む。

Hunter-Schreger bands

小柱群が隣接すする小柱群より左または右にわずかに異なる角で曲がり(縦に走るものと斜めに走るため)反復性のパターン(模様)をつくる。

横紋

全てのエナメル小柱は1日に4μmの増加率で沈着される。このときバイオリズムによって石灰化が悪いところが暗い線として現れこれが横紋を形成する。

成長線

律動的で周期的なエナメル質の沈着の結果できる線。石灰化は基質の沈着パターンに沿って進行しミネラルの沈着量の相違が強調されて現れたものとされている。

レッチウス条

エナメル質の形成中にエナメル芽細胞の分泌能が低下し、減形成線ができることがある。この線のことをいう。

新産線(neonatal line

出生時に環境と栄養が急激に変化するので顕著なレッチウス線が生じる。

エナメル葉

エナメル質表面からエナメル・象牙境に向かって伸びている。発生中に形成され有機質の浸透路とストレス性の生じた亀裂(きれつ)

エナメル叢

エナメル・象牙境に局在するエナメル質の低石灰化のエナメル質の小柱束である。

エナメル紡錘

エナメル質内に侵入した象牙細管の延長でエナメル叢から丈が低い。

周波状 perikymata

エナメル質表面に到達したレッチウス条

無柱エナメル質

エナメル質外層で見られる小柱構造をとっていない微細結晶でほとんど垂直に配列している。

Thursday, February 16, 2006

生理学

1.象牙質の痛覚伝導について説明
動力学説:
刺激により象牙細管内液が移行し歯髄内の神経終末に伝える。
他に象牙芽細胞説、知覚受容複合体説、自由神経終末説があるが動力学説は一番有力とされている。

2.四基本味の代表的な味物質を取り上げ、その味覚受容機構について説明せよ。
塩味 食塩(Naイオン)
甘味 砂糖(糖)、アミノ酸、サカリン
酸味 クエン酸、塩酸(Hイオン)
苦味 キニーネ、毒素
化学物質は味細胞内のCaイオン濃度を高めることでシナプス小胞から神経伝達物質を放出させ求心性神経線維に活動電位を引き起こすことで中枢に刺激情報を伝達する。
塩味、酸味の場合、基質となるそれぞれのイオンがイオンチャンネルまたは受容体のイオン接続部を介してCaイオン濃度をあげるが甘味、苦味の場合代謝型共役受容体によってsecond messenger(cAMP,IP3など)を介してCaイオン濃度をあげる。

3.顎反射について単シナプス反射、多シナプス反射をそれぞれ例を挙げて説明せよ。
単シナプス反射:       下顎張反射...下顎を軽く叩くと一過性の下顎下制によりコウ筋筋紡錘が伸張されIa,Ⅱ群線維を介して三叉神経運動核中の閉口筋ニューロンを興奮させることでコウ筋を収縮させる。
多シナプス反射:       開口反射...侵害および非侵害刺激によって口腔粘膜など三叉神経の2、3枝支配の領域に分布する受容器によって脊髄路核に伝達されそこから開口筋ニューロンを興奮させ、閉口筋ニューロンを抑制する。

4.嘔吐の発生原因について説明
  1. 粘膜刺激 (炎症、尿路結石)
  2. 精神性   (ストレス、精緒)
  3. 最後核刺激 (アポモルフィン)
  4. 迷路刺激  (乗り物酔い、中耳炎、メニエル氏病)
  5. 腹腔臓器刺激(機械的、化学的刺激 )
  6. 中枢性 (脳圧亢進、高熱)
5.発音の仕組みについて(構音器官、呼気、迷走神経、喉頭原音、母音)といった用語を使って説明せよ。
発音は言語音声で喉頭原音が構音器官の形状変化によって生じる。音帯の開閉に関与するのは内喉頭筋で迷走神経の支配をうける。呼気流が付属管腔で著しく妨害されることなく比較的長く発生できる言語音声を母音という。一方、妨害されるのを子音という。

6.嚥下を三相の分けて説明せよ。

口腔相...咀嚼、食魂準備、随的に咽頭への移送
咽頭相...舌をあげかみしめ、軟口蓋をあげ鼻咽頭腔閉鎖、喉頭蓋を下げ気道閉鎖、食道口の弛緩
食道層...蠕動運動によって噴門部へ移送、下部の括約筋弛緩

7.唾液の水分、タンパク質の分泌のついて
  1. 副交感神経刺激
  2. 腺細胞内Caイオン上昇
  3. Na/K/ClとClイオンチャネルが開く。基底膜側からK流出、Na勾配に伴ってCl流入、腺腔に勾配に伴ってCl流出、Clに伴ってNaと水がtight junctionを経て流出し原唾液を形成。線条部で再吸収が行われ、水とNaが再吸収される。
  4. Caイオン上昇によって分泌小胞が腺腔で開口される。
水分や電解質は副交感神経、タンパク質は副交感、交感神経によって分泌が亢進される。

8.歯根膜生理機能について
  1. 下顎反射を誘発
  2. 食物の粉砕効率を上げる
  3. 咀嚼運動の調節に加わるニューロンの受容器
  4. 触、圧、痛み、固有感覚を受容。
9.咀嚼リズムはどのようにして形成されるか
大脳辺縁系で食欲が生じたのち、前頭前野で状況判断が行われる。摂食できるとなると口顎の運動に直接かかわる上位中枢が活動しその指令が脳幹部のパターンジェネレーターを経て閉口筋、開口筋を支配する運動ニューロンに伝えられ、これらの筋群を交互に活動させ咀嚼する。

10.嘔吐の発生機構
上部消化管へ過度刺激、最後野刺激、辺縁系、迷路、視覚→求心性舌咽神経、迷走神経、交感神経→延髄網様体の嘔吐中枢→遠心性交感神経、迷走神経、体性運動神経→自律反応を伴う(発汗、顔面蒼白、瞳孔拡大、唾液分泌)嘔吐

11.味覚の中枢経路と特徴について
  1. 大脳皮質味覚野(一次味覚野)...味の認識
  2. 眼窩前頭野(二次味覚野)...食の認識
  3. 扁桃体...価値判断、味覚反射
  4. 視床...満腹中枢、摂食中枢
  5. 視床下部...食行動
12.唾液分泌の自律神経系の役割
唾液腺は二次支配を受けている。
副 交感神経は延髄の上唾液核と下唾液核からそれぞれ様々な神経を介して顎下腺と舌下腺を、舌咽神経を介して耳下腺を支配する。一方、交感神経は胸髄2-4 から神経節を介して大三唾液腺を支配する。唾液腺の自律神経は拮抗性ではないこと。と副交感神経は主に水分泌とタンパク質を交感神経はタンパクの多い唾液 を分泌させること。

13.嚥下と呼吸との関係について簡単に説明せよ
嚥下の咽頭相の時、喉頭が上がり喉頭蓋が水平位を取ることにより気道が閉鎖される。このとき呼吸が抑制され嚥下性無呼吸になる。

14.喉頭原音について
音門が閉鎖した状態で音門下圧が呼気流の増加によって高まる、狭い音門間隙から一時的に噴出するが音門下圧が低下すると再び閉鎖する。この繰り返し運動で音帯による規則的な振動音生じこの音を喉頭原音という。

15.咀嚼時におけるパターンジェネレーターとはなにか
脳幹部にあり、閉口筋と開口筋ニューロンを興奮させこれらの筋を交互に活動させることで咀嚼運動を円滑にするパターン発生器。辺縁系、扁桃体→大脳皮質基底核、上位中枢、末梢性受容器から調節を受けている。

16.下顎限界運動
下顎を最大限に前後、左右、上下に動かした時に中切歯の軌道を図にすれば菱形立体像を得る。咀嚼、嚥下、会話など下顎の機能運動は全てこの範囲内で行われる。限局しているのは歯、顎関節、筋、靭帯など付着や付近の組織の可動性である。

17.
唾液の組成を分類し、生理作用について説明
99.3%水分
0.5%有機成分
0.2%無機成分
  1. 緩衝作用(弱酸と弱酸塩によってアルカリや酸性のものを中和)
  2. 消化作用(アミラーゼによってデンペンをマンノースやデクストリンまで分解)
  3. 保護作用(粘性のムチンなどによって乾燥から保護し保湿)
  4. 洗浄作用(付着した食物残渣を洗浄)
  5. 成長因子によって修復(傷ついた組織の修復)
  6. 抗菌作用(リゾチーム、ペリオキシダーゼ、分泌型IgA)
  7. 脱灰防御(Caイオン過飽和状態)
  8. 円滑作用(食魂を作り、円滑に舌を動かし、食魂を移送)
  9. 味覚発現作用(唾液に溶けて初めて味がわかる)
  10. 排泄作用(真の排泄じゃないが血漿由来の毒物が唾液に発現)
  11. 水分平衡作用(水分が足りないと唾液分泌量が減少 視床下部から調節)
18.母音と子音の発生時における構音器官の働きの特徴
母音 音帯が振動、有声音
共鳴腔が動かない
長く出せる
呼気流が声道で遮断されない
口唇、舌、口蓋の位置で決める
子音 呼気流が声道のせばめや閉鎖によって呼気流が妨害発せられる
有音声、無音声
共鳴腔が動く
短時間

Monday, February 06, 2006

Эхлэл

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